届いたー!ドラマCD付きの限定版。
通常版との違いはドラマCDの有無だけかと思いきや、ぽぷら型しおりが付いてたり、本自体もちょっと違うんですね。
限定版は「WORKING!!」の線が金色で、通常版は銀色。何か豪華だ。
早速ドラマCDを聴いてみました。なずなが釘宮理恵さんってのも何か新鮮ですね。天然な腹黒キャラを堪能させていただきました。や、あの魔性の性格と魅惑のボイスが合わさったら破壊力が格段と上がりますね。
長女の一枝姉さんは想像通りのハスキーボイス。一番稼いでるハズなのに弟に金を出させる辺りに横暴さがでてますな。
次女の泉姉さんは…すごく、死にそうでした。ダメっぷりは群を抜いてます。でもそこが可愛いんだよ。
三女の梢姉さんはエロ姉さん。エロゲであれば主人公の筆下ろしをする役割です確実に。常に酔ってるから、いつか素を見てみたい。いや、あれが素か。
内容は小鳥遊家の日常を描いた短編。短編とは言っても、結構尺はありましたね。これでプラス500円なんだからリーズナブルだと思います。
しかしこれが日常か…本当に宗太は苦労人だ。
5巻は宗太と、宗太が女装した姿「ことりちゃん」が表紙を飾ってます。ことりちゃん…素晴らしいね。
本編は帯にもあるように恋煩いが話の多くを占めてます。WORKING!!はレストラン「ワグナリア」を中心舞台とした物語ですが、働きません。
少しずつ変わってゆく人間関係。大きく見るなら関係性自体は最初からあまり変わってはいませんが、読み進めてみると変化していってる。勿論宗太と伊波さんの関係(というよりは伊波さん→宗太への感情)は3巻の出来事で劇的に変化を遂げるわけですが、その他の人たちは、緩やかに、それでも確実に変わっているんですよね。この辺りの心の機微や、伊波さんのヘアピンなどの細やかな気配りは女性作家ならではということでしょうか。
5巻でも軸となっている宗太&伊波の話を展開させながらも、佐藤と八千代(&杏子)の話がこれまた面白い。どちらのカップル?にも言えることは、一方通行な想い。そして想われている側の鈍感さ。この鈍感さが職場恋愛という自動修羅場発生装置みたいな状況が作り上げられている中でも皆仲良く?やっていけてる要因でもあるのですがw
ことりちゃんまさかの再登場という衝撃があったり、伊波さんを意識しちゃう宗太や不可思議な気持ちの正体がわからない八千代など見所満載なのに、5巻の主役は誰かと問われたら佐藤と答えてしまう、それくらい今回は佐藤のターンでした。このヘタレ!w
伊波さんといい佐藤といい、この中々前に進めない2人を暖かく見守ることがWORKING!!の正しい楽しみ方であると思います。
恋愛劇から少し離れてみれば、山田が結構目立ってました。設定と性格だけを見たらちょっとヤな女の子なんですけど、抜けた天然さと最後に見せる表情が憎い演出で憎めないwww
奔放で怪しいからこそ自由に動かせる部分もあるので、やはりワグナリアには必要な要素であることも確かですね。何だかアホ可愛くて、山田好きですよ。納豆は嫌いだけど(何
ところで気になるのは、伊波さんの男嫌いはどれだけ緩和されているのかということ。これだけ宗太が頑張ってるんだから、せめて動物のオスを触れるくらいには成長してても良いと思うんだw
宗太では公平な基準となり得ない(殴ってるけど)ので、誰かで試せると良いと思うんですけどね…。一応、職場で働いている同僚(佐藤や相馬)に対しては少々近づいただけでは殴りかかったりしていないようですが、見ず知らずの他人にはすれ違うだけで反応してしまうっぽいです。…あまり改善されてない…?